ユートライのあゆみ 2002年

12月 トミオカホワイト美術館クリスマスコンサート

12月23日 トミオカホワイト美術館
今年も暖冬で、雪の少ないクリスマスコンサートでした。クルマで出てくる団員が多いので雪が少ないのは助かるのですが、一面真っ白なトミオカホワイトをまた見たいという気持ちもまたあったりして。ジョスカンのPange LinguaからKyrieとGloria、武満の「うたI, II」から四曲、Vn+Pfのバルトーク(ルーマニア民族舞踏曲)、バッハの「主よ人の望みの喜びよ」、ヘンデルの救世主より「ハレルヤ」などなどを演奏しました。ジョスカンのKyrie、冒頭の男声がかなりコケました。筆者自身も体調が悪く思った声が出ませんでした。なんとも悔しいのですが、これは次の演奏で挽回するしかありませんね。

11月 ポール・ヒリヤー合唱講習会

11月12日 新潟市民芸術文化会館コンサートホール
今でも信じられないのですが、ポール・ヒリヤーの指導を直々に受けることができました。エストニアフィルハーモニー合唱団の演奏会の前日、プリイヴェントとして行われた合唱講習会のモデル合唱団になったのです。Juneさんも新潟大室内さんも都合がつかないということで転げてきた牡丹餅ではあるのですが… ともかく有意義な企画を立てて下さった芸術文化会館に感謝します。 パレストリーナのSicut Cervus、ジョスカンのPange LinguaからKyrieを教材にしました。パレストリーナは昨年のJCAコンクール課題曲として取り上げ、それがまだ体に残っていたのが幸いしましたが、ジョスカンは縦をそろえるのになかなか苦労しました。 指導は英語(通訳付き)で行われましたが、大変分かりやすく(英語も内容も(^^;)指導のポイントは、パレストリーナの長いフレーズは神を求める心の現れであり、フレーズをきちんと続けること、言葉とアルシスの山を目指して音楽の流れを常に前進させること、明るい声でレガートを基調にする中で軽く動くこと、特にジョスカンでは延ばしているパートは他のパートの動きをよく聞くこと、などなど。問題はこれらを自分達でできるか、ということです。 パレストリーナでは声を出すにつれ音楽も良く出るようになったのが聴講された方々にもおわかりになったかと思います。「中ルネでも声を出していいし、<動かして>いいんだ」というのが個人的な発見でした。 CD吹込の新聞社企画、こんどは市の行事に参加、ということで、ちょっとメディアにも取り上げられて、これも良かった点の一つです。

10月 JCA合唱コンクール関東支部大会

10月6日 鎌倉芸術村大ホール(大船)
ホールに慣れないせいか、アインザッツが不揃いになりヒヤヒヤものでした。そのためかメリハリにいささか欠けた演奏だったかもしれません。それでも一般Aの15団体中(他にシード団体が1)7位の銀賞で、もうちょっといくと所謂駄目金というところでした。トルミスの曲は合唱団自身<これは満足>という演奏がなかなかできず、その割には評価されています。やはり指揮者と作曲者の力なんだなあ。 筆者は法事のために演奏後速攻で帰らなければならず、他団体の演奏を聞けなかったのが大変残念でした。それにしても、関東一般Aの駄目金の嵐はなんでしょう。全国枠が少な過ぎるんじゃないかなあ。

9月 唱歌CD吹込

9月8日 聖籠町民会館ホール
新潟にゆかりのある唱歌や童謡を集めるという企画があり、新潟市ジュニア合唱団やレディスクワイアJuneなどと並んで、ユートライも制作に参加しました。当団が演奏したのは沼田由布子先生の流麗なpfが入る「湊」と無伴奏の「雪山讃歌」の二曲。この二曲のためにホールを午後借り切っての収録でした。パッケージソフトにされた音は何度も聞かれるので、粗のないことが第一ですが、なかなか完璧というわけにはいきません。録音技術の方が上手に切り貼りしてもらえるといいな(^^; 沼田先生は前夜の混声合唱団Spatzen Chor定期演奏会に続いての演奏だったにも関わらず、「湊」が終っても最後までお聞きいただき有り難い事でした。 おまけにその方面の趣味の方向けに…。 舞台上にpfと合唱団が並び、pfが前、合唱団がその後、pfはフルオープンで凹みの約50cm程度からKSM44(だと思います。大口径のコンデンサ。SHUREの型番はよく判らない)と少し上手からC391Bの二本で狙い、合唱団はKSM44?をSATBに各一本。無伴奏の曲は、SATB各一本に加え、舞台前縁に4m位の間隔をあけてC391Bを二本。小型のパワードモニタでプレイバックしましたが、なかなか太い音がとれていました。テナー3人でパートソロを歌ったのですが、キング時代のダークダックスの音を思わせ楽しくなりました。卓はサウンドクラフト。ノートPCを使ったHDRでした。

8月 JCA合唱コンクール新潟県大会

8月25日 新潟県民会館大ホール
信じられない事に、一般Aの県代表になってしまいました。老舗のJune、完成度のLa Fontana、新進のぽこ・あ・ぽこを抑える形で。今年は仕上がりが遅く/悪く、「金賞はとても望めない。せめて途中で止まることはないようにしよう」とだけ思っていたものです。なんとか止まらずに演奏が終った後、誰もが<過去のこと>として語っていたものです。演奏順が4団体の最後だったのできちんと聞けた団体はないのですが、袖で聞いたLa Fontanaだけでも圧倒されていましたから。いずれにせよ、関東ではきちんとした演奏をしなければ。いざ鎌倉、です(違)

7月 第18回定期演奏会

7月13日 新潟市音楽文化会館ホール

6月 新潟県合唱祭

6月23日 聖籠町民会館ホール
定期演奏会の曲から、カサルスを二曲歌いました(O Vos Omnes, Recordare Virgo Mater)。かなり怪しい演奏だったようで、大変失礼いたしました。筆者はもっぱら子守に追われておりました。男の子を追い掛け回していたムサイ野郎が、はい、私めでございます。

2月 団内コンサート

2月9日 新潟音楽文化会館練習室10
今年は残念ながら若干規模を縮小しての団内コンサートでした。出し物は例のごとくさまざまで、ついにダンスや自作の合唱曲も出現。来年は遂に「全員独唱を試みること」というウワサが流れております。なんといっても勉強になりますから。筆者も四苦八苦しながら日本歌曲に当たって、かなり砕けました。